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  • 2019年5月6日
  • 読了時間: 2分
Brauner Microphone CEO, ブラウナーマイクロフォンCEO

Brauner MicrophoneのダークCEOと本社にて。


僕にとってデュッセルドルフという地域は、既に第2の故郷のような場所になっています。ものすごく優秀なメーカーであるelysia、SPL、そしてBraunerが近隣に所在するという地域で、天才が沢山居るような地域でもあります。そして皆仲が良くて、よくパーティなどをしている様子がFacebookに流れてきます。そして今回はSPLのサーシャの仲介で、BraunerのダークCEOとお会い頂くことが出来ました。

elysiaもSPLも感動でしたが、恋焦がれたBrauner MicrophoneのCEOとお会いして、沢山ノウハウなどをお聞きできたのは嬉しい限りでした。僕が今Phantheraを主に使用している旨を伝えると、

『ピーター・ガブリエルは16本のPhantheraをこうやって使っているよ。』

という話をしてくれましたし、サラ・ブライトマンがなぜVM1が好きなのか?加えて、エリック・クラプトンのBraunerへの思いなどなど、思っていた通りの規模で話が聞けました。プロトタイプや、1990年代に製作していたというサラウンドマイクまで見せてくれ、その歴史と共にCEOの思うところの音というものを垣間見ることが出来ました。

実際近年に全くのオリジナルでグローバルな成功を収めたマイクメーカーというのはBraunerだけで、様々に出てくるマイクメーカーも同社に比べるとどうしても雲隠れしてしまう印象です。そして僕はスタジオのメインマイクをBraunerで纏めて行きたいという考えを持っていましたから、こちらからも様々なアプローチをして今後を一緒に考える時間を持ちました。最近やり始めたことですが、Braunerでクラシックやジャズなどのアコースティック楽器のレコーディングをしてみると、驚くほどに美しく収録することが出来るという経験を多数しています。通常はコストがかかりすぎて、中々Braunerで纏め上げるという発想がないものですが、やはり理想とする音を追求するのであれば、当然思い求めていく世界観です。特にストリングスやピアノにおけるレコーディングでは絶品で、ギターなどにも合います。もちろん使用するマイクプリアンプは日本未上陸のSPL Crescendoです。

まだ双方の関係がハッキリしないところもあるので、ここであまり多くを述べることはできませんが、更に関係を深めていければうれしい限りです。まだドイツやオーストリアでも、Braunerを中心としたクラシックレコーディングというものは行われていませんから、先陣を切って新世代の音を追求していきたいと思っています。

  • 2019年5月5日
  • 読了時間: 1分

elysiaのMpressor500シリーズを、16チャンネル分導入しました。これまでには感じられないほどのHi-Fiサウンドを構成でき、クラシックからロックまで様々な案件にご対応してまいります。

  • 2019年5月5日
  • 読了時間: 4分
elysiaのCEOと共に

elysiaのCEOルーベンと共に

1週間という限られた期間ではありましたが、とてつもなく密度の濃いヨーロッパ遠征となりました。メルセデスベンツのGLCで走行した距離は2000kmにも及び、時速200km以上でアウトバーンを走りまくりました。最近拠点としているデュッセルドルフは、もはや第二の故郷のような感覚を持っており、遠出するたびに『デュッセルドルフに帰る』という感覚さえ持ち合わせています。そんなデュッセルドルフの中心街から車で30分の距離にあるのが、ハイエンド機材メーカーとして一身に尊敬を集める elysia社です。僕のエンドーサーとしての活動がスタートしたのは、elysiaのドミニクが最初に目をつけてくれ、そこから一気に広がりを見せていったという曰く付きの関係性がelysiaとはあります。非常に残念なことに、ドミニクはelysiaから今年の3月に去ってしまい、お互いに何度も傷心のメールをやり取りしました。ルーベンCEOは本当に紳士的な人で、意見が合わなくなったというドミニクとの関係は信じられませんでした。

そんなことがありながら、ドミニクとelysiaのチームで夢見た共有の企画がありました。それは、僕の所有するSSL-XL DESKをMpressorで全て埋めるというものでした。最初は本当にクレイジーな企画で、『本当にやるのか?』という印象がチームに広がっていましたが、遂に今年の4月に実現することとなりました。

elysia Mpressor

想像していた最高に素敵な音を作れる機材にできたのですが、この絵になる前に少しばかり問題が・・・SSLをはじめとする英語圏の機材というのは、ドイツを中心と知る最新機材に比べると、若干作りが今一つよくありません。簡単に言うと対コストで考えると、随分と高い値段をつけるな・・・という機材が多い傾向にあります。30年ほど前には黄金期を謳歌したのかと思いますが、その歴史からなのか値段と機材の性能が見合っていないというのが大方の世界の味方です。そして、がっちり作ってきたelysiaのMpressorが、ラック内に入りきらないという事態が。。。出国前直前だったので、慌ててルーベンとコンタクトして話を纏めました。結果的には、elysiaで新しいプレートを削り出してくれるとのことで、幅を狭くすることで解決できるだろうとのこと。そして数日後にはelysiaの本社で加工をしてくれました。


その時の加工の様子がこちらです。

現在elysiaのエンドーサーは、TOTOで著名なドラマーのサイモン・フィリップスと僕だけなので、こうして特別なパーツを作り上げてもらうことができるというのは、エンドーサーとしての立ち位置を改めて感じ取ることが出来、遠くドイツの地でもこうして自分の要求を聴いてもらえるのは嬉しい限りでした。

elysia Mpressor + SSL XL DESK

再度受け取ったプレート・機材一式を日本で組み付けて完成です。マスタリング機材も国内で最も充実しているうちのスタジオですと、バスにコンプレッサーを入れる必要はありませんから、nvelopeをセットしています。特に昨今の仕事では、キックとスネアの立ち位置が重要視されるゆえに、nvelopeは最高のソリューションの一つです。パネルのカラーが若干違うということで、ルーベンに再度お願いして綺麗に揃うパネルを用意してもらいました。

ドミニクがelysiaから去った悲しみというものについては、僕自身も未だに心に整理がついていません。周辺のSPL社でも勿論知られていることでしたが、プロダクトマネージャーのサーシャは特に語ろうとしませんでした。ベルギーの世界的なマスタリングエンジニアのダンは、この件は知らなかったのですが、やはりなぜ・・・というショックを隠せない雰囲気でした。今は難しいかもしれませんが、数年後に寄りを戻してくれないだろうか・・・というのが皆の願いかと思います。

最初に世界に出るきっかけをくれたelysia、そしてドミニクには今でも感謝の気持ちと忠誠心は変わりません。そしてその思いをそのまま受け止めてくれ、引き続き支援してくれるルーベンCEOには、今まで以上にアイディアを出して行きelysiaの製品作りに貢献出来るよう努力していきたいと思います。

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