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  • 2019年8月13日
  • 読了時間: 2分

プラグインの導入が続々と進んでいます。プラグイン単体でのミキシングやマスタリングは絶対に行いませんが、上手くハードギアを補佐する形で使用していくことには非常に好感が持てます。そうそう、補佐役でプラグインを使うという概念であれば非常に上手くいく気がします。これを感じ始めたのは、今年の1月に発表になったスロバキアのアーティストの楽曲をマスタリングした時でした、繊細さとダイナミックなイメージを共存させようとしたときに、余りハードギアに頼り過ぎたマスタリグをすると、少し音が武骨に感じたんですね。もう少し線が細いというか繊細というよりは、腺病質でも良いかな。。。なんて感じた音源だったのですが、そこから一気にサビヘ向けて展開が大きくなる楽曲だったので、なおさら入りの部分には線の細さが欲しかったんですね、あれこれ散々にやって、確かIzotope のダイナミックEQを使ったんだったかな。。。この辺りから再度プラグインというものの重要性を感じ始めました。

それで最近のお気に入りがいくつかありますが、その中でも SPL HalkEyeはお気に入りの分析用プラグインです。メーター見たからと言って、特段音が良くなるわけではないのですが、たまにかなりトリッキーなことをやっていると、本来あるルールから逸脱しすぎてしまうことがあります。そういうものを避ける意味では、メーターというのは非常に重要だと感じています。重要視しているところは他にもいくつかありますが、それもメーターに表れてくれるので何かと助かります。

今はアナログ7割、プラグイン3割くらいかな。。。と思います。良い感じの割合ではないかと思っていますが、また直ぐに変わっていくと思います。

  • 2019年8月13日
  • 読了時間: 2分

ノイズ処理のプラグインで知られるIzotopeのRX7ですが、ボーカルノイズの案件がありサマーセールということもありRX5からアップグレードしてみました。ちょうどドイツの友人がFacebook上でRXを使用している写真をアップしていたので、彼に7は使いやすいかを聴いてみたところ

『絶対にアップグレードするべきだ』

という一言を貰い、それも後押しとなりました。SEQUOIAに付帯しているノイズ処理機能も相当なのですが、アナログEQにそれぞれの音色と相性があるように、プラグインでもノイズの相性があるように思え、RXは以前から使用していました。最近はオーケストラやドラムなど扱うアコースティック楽器がかなり大型化してきており、大型化すれば自然とノイズも増えてくるというもので、マスタリングになってから気になりだしたり、もしくはマスタリングが終わってから

『あの時直しておけばよかった・・・』

などという事はしばしば起こりえることです。そう考えると、事前に手軽な形でノイズ処理をできるのは非常に心強いプラグインと言えます。7を使ってみての感想は、インターフェイスが大分シンプルになったように思えました。以前は多機能なんだか、いらないんだか分からないようなフェーダーが多かったように思えるのですが、それが随分と簡素化された気がします。それを使いこなしていた方々からすれば、”必要な機能を削りやがって”なのかもしれませんが、僕にとっては分かりやすくなったように思えました。それはOzone8での使いやすさも同じように感じられ、兎に角シンプルにすっきりした印象です。

どういう住み分け方をして使用していくのかは、また使い込んでいくうちに見えてくるかと思います。

  • 2019年8月11日
  • 読了時間: 2分

朝からミキシング・マスタリングでした。以前から気になっていた、Flaxのプラグインがサブスクリプション型に変更されたのでインストールし、仕事をスタートしました。最近アナログ機材とデジタルの住み分けが自分の中でも再構築され始めていて、非常に整理された音源を制作できる喜びがあります。アナログは兎に角パワー感があり、豊かな音を作るのは絶対的にアナログありきなのですが、ある種の豊かさは飽和とも取れるようなサウンドを生み出すことがあるので、それを如何にカバーしながら上手く纏めて行くのかはデジタルに任せた方が良いということも多い気がします。勿論楽曲によってケースバイケースで、良いと思えた音源もふとしたきっかけで一気にダメに聴こえてしまったりと、その微妙なニュアンスを行き来する面白みというものを感じることもできています。

それぞれの強みというものを如何に生かすのかという所もありますし、使用している機材が基本的に日本未発表の重厚感あふれるものが多いので、サウンド自体が痩せるくらいで丁度良いと思うものも多くあります。そういう側面からも、プラグインとアナログを上手く使いこなしていくことで、行き付きたい世界観に近寄っていけるのかと思います。

一番重要なのは、理想の世界観を持ち合わせていることかと思います。意外と理想を持たずに音楽の制作をされているケースが多く、何処に行き付きたいのかが明確でないがために余計に難しさを感じられているケースも多く見ます。先ずは音楽が好きで、自らの世界観を作り上げるところから始めてみるというのも手かもしれません。

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