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今日のレコーディングにて。最近お気に入りの、Brauner PhantheraステレオとHUM Audio RS-2 M/Sでの構成にてレコーディングです。このマイキングは、Facebookに載せるとメーカー系の人を中心にヨーロッパでも大人気でした。そして何と言ってもマイクプリアンプは、SPL Crescendoがモノを言います。様々な楽器に対応できますし、Crescendoの存在でダイナミックレンジも確保できますから、非常に幅広い楽曲に対応できます。更にこの構成を進化させたマイキングも考慮しており、色々な場面でケーススタディを構築してきたいと考えています。

  • 2019年5月21日
  • 読了時間: 2分

音圧戦争についての議論は多々ありますが、実情としてはまだまだ音圧を求める傾向というものは根強くあります。特にロックやダンス系の楽曲などには、強い音圧を求める傾向が顕著にみられますが、最近ではクラシックの分野でも強いコンプレッサーから求められる音質を求められることもあります。意外とも言えるクラシックやジャズの世界でも一定の音圧は求められますし、それよりもハードな楽曲の印象が付きまとうジャンルでは、更に強く楽曲を彩る必要が出てきます。

音圧以外にも鮮烈な音色を作り手法というものはありますが、Bettermaker Limterに代表されるように、ハードギアのリミッティングを強力に用いたマスタリングというものは、どうしてもクライアントたちの心を掴んで離しません。

マスタリングのプロセスというものは山ほどありますし、特にうちのスタジオのように機材が多いシチュエーションでは、機材の選択そのものがエンジニア側の能力であり才能でもあります。如何に組み合わせるか・・・というところで考えるのであれば、当スタジオでは500シリーズが目一杯詰め込まれたSSL-XL DESKだけでも、凡そのマスタリングはできてしまいますし、それこそ音圧を求められない楽曲であれば、むしろ500シリーズの繊細なヘッドルームで楽曲を完成させた方が美しく仕上がることもあります。事のつまりは楽曲との相性であって、何処まで行っても回答のない世界であることを思い知らされます。

逆に言うと、この記事の主題である『音圧戦争』を勝ち残るための音は、500シリーズの機材群はあまり向きません。簡単に言えば、幾らハードギアとはいっても、現代の強力な音圧の掛かる楽曲には繊細なヘッドルームで臨めるほどマスタリングは簡単ではないですし、同時にプラグインではどうにもならないこともお分かりいただけるかと思います。

少し横道にそれましたが、結局のところ機材を選ぶほどに音圧戦争は激化している面もあり、強力な音圧を如何に美しく聴かせるかという方向性へシフトしてきている側面もあります。特にロスアンゼルス辺りのスタジオと競合すると、正に双方で音の圧力を競うようなコンペになることも頻繁です。

本日は、大型のライブレコーディングを想定して、Danteのシステムの動作確認を行いました。昨今IPプロトコルで音声をやり取りできるDanteはあらゆる場で使用されるようになり、正にライブレコーディングでのベストソリューションとして扱われています。中小規模のものならば、ある程度想像もつきますが、64ch以上を組もうとするとそれなりの動作確認・全体像の理解をしておりませんと、どう考えても上手く行かないと思えるシステム構築です。

写真のRME Digiface Danteとともに、様々なルーティングを試しました。コンソールから音源をDante経由で取り込むのと同時に、Ferrofish A32 Danteを用いてアナログソースも同録できるかなどを試しました。結果的に128chのチェインも可能とするシステムをテストし、非常に有意義なテストとなりました。

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