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  • 2019年10月14日
  • 読了時間: 1分

機材テストやルーティングもほぼ終わり、完全な形での業務が再開されました。ここまで大型のアップデート行いますと、本当に沢山のことを経験しました。配線間違いは勿論起こりますが、その他にも機材の取り扱いミスや理解不足、500回線を超えるルーティングの理解など、設計をしておきながら覚えること考えることは山のようにありました。やっとそれらが全てクリアになり、纏まった感のあるスタジオに出来上がりました。機材の量が増えてくると、様々な考え方を柔軟に受け止めて行く必要があります。一方向からの思考だけではあらゆる向きから飛んでくる楽曲を扱いきれなくなりますし、可能性も狭めてしまいます。あらゆる可能性を模索して楽曲に挑みますが、そんな中で意外だった機材が IGS Audioの新作、Tilt N Bandでした。これはもう本当に素晴らしいです。一番欲しいと思っていた要素が詰め込まれていて、僕のマスタリングにおいて完全体を目指せるようになりました。この機材単体というよりは、お気に入りのパラメトリックEQと上手く合わせながら使うという感じでしょうか。何ともリッチなサウンドを生み出してくれます。

  • 2019年10月12日
  • 読了時間: 2分

導入して3日のKii THREE + BXTは大活躍が早速に始まっています。今まで海外のスタジオを含めて、相当数のスピーカーを聴いてきていますが、現在のところこれを超えるモニターはないでしょう。というか考え方が真新しすぎて、今後もしばらくは他メーカーは付いていけないと感じています。BXTを導入する折に、ドイツ側からリモートでセットアップをしてもらいましたが、その殆どがファームウェアで新機能を追加してきます。その内容もまた本当にすごい。ブルートゥース機能までが追加されており、これは元々受信機が付いていたのでしょうが、リファレンスを聴きたいアーティストたちにとっては非常に欲しかったソリューションでしょう。自分の持ち込んだマスタリング後の楽曲を聴きながら、スマホでいつも聞いているお気に入りのリファレンスを瞬時に呼び出して、その上同じモニターで聴くことが出来るわけですから、これはもう本当に素晴らしいです。

機能も勿論ですが、サウンドは物凄い精度であり、また音楽的な素晴らしさも持ち合わせているスピーカーで、もう戻れないと感じています。因みに今日、イギリスとレバノンから送られてきた音源は、一発でOKが双方に取れました。判断の基準が違えば、勿論評価も違うというものでしょう。一気に作業時間も短縮されており、誰にとっても負担を軽減させることに寄与してくれています。

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