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  • 2019年10月21日
  • 読了時間: 2分

Multicoreは、特注でブラックパネルで制作してもらった。


大量の機材を導入後、業務を行いながら方向性も決まり随分と落ち着いてきました。欧米や中東、インド辺りのアジアやアフリカなどもそうですが、兎に角濃密で透き通るサウンドを求められる楽曲をマスタリング・ミキシングする場合、機材の量というのもの必然的に増えます。複数の機材の得意なポイント、相性の良いポイントを探しながら作業を進めるため、必然的に機材が増えて行ってしまいます。そういう意味で、マスタリング機材も極限まで機材の量は増やしてありますが、それでも十二分な機材という意味では、ソリットステイトと真空管の系統双方を持ち合わせている必要があることから、更に機材が山のように増えました。マスタリングチェインは、SPLのマスタリング機材全てと、Bettermakerのイコライザーとリミッターを追加したところであと1台しかマスタリングルーターに接続できないことから、今のところはIGS Audioが出してきたTilt N Bandを選びました。究極のソリットステイトにSPLのIronが唯一の真空管ということで、もう一つイコライザーの真空管ということと、僕が課題と思えていた濃厚さ・濃密さというものを見事に持ち合わせていたので、IGSの新作をチェインの中に取り入れました。もっとも現在ヘビールーティーンで多様性のある機材だと思っています。

そしてどのポイントに持って行くかを迷っていたIGSの2台、TubecoreとMulticoreは、共にマスタリング機材ということですが、サブミックスにて最高のパフォーマンスを発揮しています。Tubecoreは、ドラムバスとして、そしてMulticoreはギターのバスコンプレッサーとして絶大な威力を発揮しています。そしてそしてRubberbandのラック版もベースのマスターとしてインサートしています。どれもこれもがマスタリンググレードの機材ですが、実際に仕上がる音の質というものはこれまでの次元とは全く異なります。言葉で説明するよりも、音を聴いていただいた方が良いと思ので、そろそろこの最新の機材で作り上げられた音源がリリースされるかと思います。また追って、ご報告させていただきます。

  • 2019年10月20日
  • 読了時間: 2分

毎日世界中から様々なアクセスがありますが、ここ数日ほどドイツの女性歌手とやり取りをしている中で、ヨーロッパのスーパースターTony Tを紹介され、彼らとデュッセルドルフで会うことになりました。これまでの活動の中で、ここ数年でヨーロッパでのヒット曲に複数曲参加できたのは、自分の名前を知ってもらう意味では本当に大きかったと感じています。それぞれのヒット作品に参加した折も、そこまで欲というものは無かったと思います。そもそも海外の作品に参加できること自体が幸せだったので、その作品がヒットして自分の名前を世界中に売ってもらえるなどということは、考えもしなかったと言った方が良いかと思います。

それが気が付けば、曲はヒットするしその影響でその後もあちこちの国から仕事や様々な話が持ち込まれるという幸運に恵まれました。本当に蓋を開けてみないと分からないと感じますし、人生どういう形で変化が起こるのか分かりません。僕の場合は明らかにヒット曲のお陰で人生は変わりましたし、そのヒット曲が生まれるまでには様々な無駄も沢山ありましたが、それでもチャンスを探して活動していたと思います。チャンスというのはそう簡単には巡ってきませんが、その巡り合わせに出会ったとき、自分のものにできるか否かが大きく勝敗を分けるかと思います。世界の第一線の舞台で活動するというのは、想像もつかないほどにダイナミックなものです。そんな夢のような体験を、沢山共有していきたいと思います。

兼ねてより課題の在りましたワイヤリングに置きまして、再構築を行いました。取り回しが楽になっただけなく、音そのものが更ににクリアで透明感あふれるサウンドを演出するようになりました。

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