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  • 執筆者の写真Furuya Hirotoshi

今年のマスタリングチェインのアップデート、まずはSPLから


SPLのインターナショナル・エンドーサーとして活動をさせていただいてから、2年が経過しようとしています。その間には発売されたばかりのPQとCrescendoをインストールすることができ、双方に素晴らしい哲学と音を作り上げられる機材を入手できました。そしてここ数年考え続けて、またSPL社からも一昨年聞かされていた機材が続々と発表され、当スタジオも一気に導入の流れへと傾いています。

特にマスタリングコンソールからの流れが素晴らしく、マスタリングルーターはデジタル内でパッチの入れ替えが可能という、信じられない芸当で発表早々に世界を驚かせました。その2台をベースにIron、M/SプロセッサーのGemini、そしてDACと盛りだくさんの内容ですが、これらを早々に導入すべく計画を立てています。早速にスタジオの整理にも取り掛かっており、現段階では素晴らしくても将来的に使用しなくなるであろう機材を手放し始めたりと、早め早めの動きを見せています。

その他位はelysiaのmpressor500 を16本入れる計画や、IGS AudioのIQ500も同じく16本の導入を考えています。AD/DAコンバーターとしては、AVIDのMTRXを早々に入れたく画策しています。マスタリングをメインに仕事をしてきましたが、昨今のレコーディング案件やミキシングを考慮する折には、やはりHDXの存在は外せないことを痛切に感じるところですし、MTRXは384kHzのレコーディングが可能というところもあり、現在当方が持ち合わせている仕事としては、最適なソリューションとして判断できました。またDanteやMADIといった機能も持ち合わせており、デジタルソースとして完璧なルーティングも魅力的です。

ざっと書かせて頂きましたが、今後のアップデートによる音質の変化、また可能性が非常に楽しみです。日本には構築されない機材ですが、国外ではTEC賞を獲得していたりと、最高評価を受けている機材ばかりです。日本でも世界のこうした流れ、考え方が少しでも浸透すると嬉しく思います。まずは、自分たちの音で証明していきたいと思っています。

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