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  • 執筆者の写真Furuya Hirotoshi

ミキシング・マスタリングの Before / After


スタジオにいらした皆さんに、マスタリングをお聴かせしながら Before / Afterを感じていただくと、「これを実際に感じる取れる、何らかの方法ってないの?」というご提案を頂くことが有ります。それを実際に形にしたのが、この動画でした。スタジオのFacebookページで公開し、同じようなスタイルのヒップホップの曲を海外から受注し、シングルとアルバム双方の仕事をもらうことが出来るという、幸運にも恵まれた動画でもあります。何でもアイディアは形にしてみると良いという一例かもしれませんが、こうした分かり易いものは、国に関係なくあらゆる所で効果的にアーティストやプロデューサーにアプローチできるツールかと思います。 勿論楽曲の使用OKを取るところからして、中々の難関ではあるのですが、数ある仕事の中には快く受けてくれるプロデューサーもおり、そうした協力関係は新たな可能性を生み出してくれます。今回OKをくれたのはロスアンゼルスのプロデューサーで、その後この仕事の音を聴いて受注した音源は、ドイツの出版社のA&Rからの声掛けということで、手数料も今回はアーティストから、次回はレーベルから支払われるという手順。非常に国際色に富んだ仕事内容となっており、既に音楽の世界は国境という考え方をなくしたほうが良いのではないかと思っています。特にヨーロッパですと、仕事の多いドイツを中心として、フランス・ベルギー・オランダ・デンマーク辺りがライン川を中心として接近しており、仕事仲間や友人たちが物凄い数で点在しています。 勿論仕事仲間ですから競争はありますし、地元のエンジニアである彼らを抑えて、僅差で仕事を受注していくわけですから、遠く離れた自分に仕事を出してくれるのは、何とも嬉しい気持ちで一杯になります。 アメリカならば、日本とそれなりの交友関係がありますし、歴史も浅いので偏見もなく仕事が出てくるのもわかりますが、ヨーロッパとなると歴史ある正統派の音楽が数千年に渡り歴史を刻んでいるわけで、その中に食い込む難しさ、また保守的な彼らの考えの中に溶け込む難しさも感じることはあります。 しかし、こうして今はエンドースやクライアントが付くという、大変光栄な身分に就くことが出来ており、言葉にし難い喜びに満ちた仕事を日々こなすことが出来ています。

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