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執筆者の写真Furuya Hirotoshi

SPL New Passeq


SPLが今年のNAMM SHOWで発表した新しいイコライザーです。エンドサーである僕には、去年の9月くらいには情報が与えられ、11月には実際にテストする機会がありました。改めてこのテスト映像を見ると、本当に素晴らしい思想を持ったEQであることが分かります。パラメトリックEQでは持ち上がらない独特の低音部、通常のパッシブEQでは存在しない中音部、そしてスーパークリーンな高音部と、マスタリングのかなりの部分をこのPasseeqと既に導入済みのPQで音作りが出来てしまう感があります。このEQを、ステムマスタリングの最終段に噛ませたり、もしくは2Mixを手掛ける折には、一番最初に通すことも考えられるクォリティです。どの位置に噛ませるかで、印象がずいぶんと異なることも予想され、夢膨らんでしまいます。 しかも高音部は35kHzまで伸びており、ハイレゾを意識した動きがマスタリングの世界にも本格的な形で入ってきたと言えます。PQが24kHz、Ironは200kHzまで対応しており、恐らくはPQの場合、人間の聴覚として、変化に対応できる最高音域ということで24kHzで止めているのかと想像しています(SPLの技術からすれば、上を伸ばすことは難しくないはず)。 夏までには導入できればと考えていますので、より可能性の広い仕事ができる環境が整うと言えます。

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