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  • 執筆者の写真Furuya Hirotoshi

ボールドウィンのフルコンサート・グランドピアノ

ボールドウィン、フルコンサートピアノ

これからレコーディングです。 昨年の夏にピアノを録り、その後に何度か歌のレコーディングを繰り返しています。素晴らしい作品を作るには、やはり多くの時間も必要になるということでしょう。ピアノレコーディングの折に使用したのが、Baldwinというピアノで、日本では余り聴かれないメーカーのピアノですが、創業は大凡スタインウェイ社と同じくらいの時期に設立されており、アメリカではスタインウェイと勢力を二分する存在でした。スタインウェイが1971年に買収されたように、ボールドウィンも1980年台にギブソンに買収され、生産拠点を中国に移してしまいました。そこから大きくピアノメーカーとしての立ち位置を変えてしまったようです。 当方に置かれているボールドウィンは、アメリカで生産されていた最終型、そしてニューヨークの名門スタジオ、ヒットファクトリーに設置されていたという曰く付きのピアノです。ビリー・ジョエルがこのピアノを好み、よく弾いていたという話を聞いています。 ピアニストたちの反応もまた興味深いものが有り、 『何これ』 と質問をされるほど、鮮烈な音とタッチだったようです。 今日はなんと192kHzで収録されたピアノ音に、声録りをオーバーダビングで行うという、中々現代の技術を結集しても出来ない荒業をこなす予定です。前回も前々回も、普通にコンピューターは動作しやりこなしてしまっていたので、今回も問題ないはずです。ProToolsならば難しいこの案件も、うちでメインDAWとして使用しているSEQUOIAならば難なく動いてくれます。 さて、スタジオに入ります!

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