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  • 執筆者の写真Furuya Hirotoshi

エンドーサーという立場について

マスタリング・イコラーザー。SPL PQ

メーカーからサポートを受けて、国際的に活動することは、アーティストやプロデューサーにとっては何にも勝る名誉なことです。 昨日の夜に、マーティン・メレニーという、ポール・マッカートニーが所属していたウィングスのミキシングを担当するエンジニアから連絡があり、「SPLやelysiaのエンドース契約はどうやって取ったのか?」というメッセージが入りました。キャリアからすれば、マーティンは相当な地位の人だと思うのですが、まだエンドース契約はないようです。 機材のこともそうですし、それこそエンドースメントという最も名誉な契約の取り方を、ヨーロッパが代表するエンジニアの一人に質問を貰えるというのは、喜びも一入でした。 ただこのエンドースメントは、本国との直接契約となればハードルはかなり高いものが有ります。日本から直接契約を取るというのはほぼ不可能に近く、まずは国際的な実績が大前提となりますし、その上メーカー側がこちら側に興味を持ってくれなければなりません。世界が驚愕するようなアイディアを出したり、世界中のプロデューサーやエンジニアが集まる場所で発言力がそれなりにあったりと、これらのハードルを超えるには英語がアカデミックレベルで堪能である必要もあります。 代理店が入ってのエンドース契約は、あくまで国内からの介在がある状況なので、価値も地位も大きく異なってしまいます。 ヨーロッパから一定の地位を得られると、アメリカ側も追随するところがあるので、世界からの尊敬を集めることも出来、更に仕事の質も良い方向に風が吹いてくれることとなります。

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