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  • 執筆者の写真Furuya Hirotoshi

SPL 120vテクノロジーの素晴らしさ


マスタリング機材ですっかりお世話になっているドイツのSPLですが、120vテクノロジーを用いた機材はサミングミキサーにも用いられるようになっています。とはいっても、2011年のリリース機材で、今ひとつ世界の中でもメジャーな存在になる前の状態のSPLが生み出した機材と言えるでしょう。今やPQやIronの存在で、すっかり最新鋭の老舗ブランドとして確立されるに至っていますが、その前から120vには着手していて知る人ぞ知る素晴らしい製品を手がけています。 僕が着目する点としては、120vテクノロジーという内部電圧を極限まで上げることで、スーパークリーンなサウンドを作り上げるという思想はもとより、その斬新性という意味ではこれ以上無い価値を感じます。実際に150dBものダイナミックレンジを誇るという、驚愕の数字を叩き出すと共に、音そのものは次世代の音色づくりを2011年には作り上げることに成功していたわけです。そこからIronの成功まで5年の歳月がかかっているわけで、今ひとつ評価されなかった120vは今やSPLの製品の殆どが、その技術によってプラットフォーム化されるところまで来ています。 こうした独自の新技術を生み出し、積極的に新製品の開発に取り組む彼らの姿勢というものは、称賛に値しますし、今後の世界のトレンドを作り上げるのも、彼らだということを感じざるを得ません。 120vを一つの例えとして用いてみましたが、その裏側にある強力な思想というものが、彼らを支えているのと同時に、改めて新たなものを生み出す力、それを自らの力で世界に広げる能力というものを感じることが出来、ヨーロッパの底力を感じさせます。

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