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執筆者の写真Furuya Hirotoshi

MUTECのワードクロック

MUTECワードクロック

MUTECの国際公式エンドーサーになってから半年が経過しました。随分と使いこなせるようになり、安定した運用を行っています。音の濃密性や纏まり感のようなものは、言うまでもない能力を持ち合わせていますが、プロの現場としてはそれ以上に所謂『聴き間違い』というミスを犯すことはほぼ皆無という状況になりました。

聴き間違いを簡単に説明するとすれば、

『こういう音で仕上がっているはず』

と思い込みが災いして、その後確認したところ全く別物に出来上がってしまっているというミスです。

この『聴き間違い』ですが、音を聴くポイントがフォーカスできていないことが要因で起こる内容です。重要な要素の一つがルームチューングで、リレクションだらけの部屋でどんなに良い音を聴こうとしても、結局のところ”反射”という間違いだらけのものを起点にしているので、絶対に焦点が定まらないことは間違いありません。加えてスピーカーが位相まみれということもあり、これも強力に位相対策を行っているスピーカーを使用する必要があり、ワードクロックも合わせてこの3点をしっかりと抑えて、初めてしっかりとした音というものを捉えるようになれると結論付けられました。

再度整理すると、今回話題のワードクロック、ルームチューニング、そしてスピーカーこれらを総合して音作りを行うこと、理想の環境づくりというものが可能になります。ロックやポップスでも勿論聴き間違いは起こりますが、何と言っても繊細な楽器の調べを扱うという意味では、クラシック音楽が最も難しくワードクロックの力を明確に感じることが出来ます。

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