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執筆者の写真Furuya Hirotoshi

Antelope MP32 導入

レコーディング・マイクプリアンプ

Antelope MP32が導入されました。 オーケストラやライブレコーディング用に、今回は多チャンネルのマイクプリアンプを導入しました。ライブレコーディングでは、64chでの対応ということもあり、リモートコントロールを一気に32ch分可能とするシステムは、現場では圧倒的に優位に働きます。また、RME、SSLとも迷った挙げ句の選択となりましたが、今までにRME、SSLの音は散々ぱら聴いてきているので、少しリフレッシュしたいというところと、設計が最も新しく先進の音を持ち合わせているというのも、今回決め手となりました。 チャンネルを稼がなくてはいけないという現場は多々ありますが、単に稼ぐ形での導入は行いたくないと思っていました。やはり何といっても総合的な音の哲学を一本に走らせ、その上でより強力な機材群を構築する上で、癖や主張の強くない中にも、明瞭で肉質がしっかりとした音の録れる要素を持ち合わせる機材を探していました。 昨日アップしたSPLのCrescendoで絶対的なベースメントを創り上げ、そして私たちの中に明瞭な形で存在するスーパークリーンでありながら、原音を明確にキャプチャーする音源を着地地点として掲げておりますので、、『取り敢えず、多チャンネル故に良いんじゃない』程度の選び方はしていません。この機材単体でも、行き着きたいポイントに行こうと思えば行き着けるでしょう。しかし、更に高みを目指す意味で、SPLが存在し、更にはAPI500シリーズでは更に個性的なサウンドを次々にキャプチャーしていこうと考えています。 様々なアイディアがある中に、より大枠を作り上げる機材というのも、非常に大切な考え方に鳴ってきます。

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