「選曲」というのも、意外と重要な仕事の1つです。 具体的にどういう場で使用するのか?若しくは、映像ありきで音楽を選定する場合は当然のことながら、そのセンス次第で物事が動いてしまうのですが、制作の過程にも選曲が重要な立場を占めることが多々あります。 楽曲の制作を行う際、若しくはクライアントから「こういう方向の音源にして欲しい」という要求を受けた場合、意外と重要な立ち位置であるのが選曲です。例えば、受注した音源制作を複数の作曲家に依頼して、その中で最良のものを選ぶという方式を行った場合、クライアントに選曲を依頼することもありますが、基本的な方向性はこちら側である程度決めていきます。そもそも、どの作曲家に仕事を振るか?という時点で、ある一定のセンスを持ってして選出しているので、この時点でそれなりに能力が必要となります。それは、編曲の際にも同じことが言えます。 また、方向性をある程度決めてから作曲家・編曲家へ仕事を出していくので、その手前にある参考音源が非常に重要です。この音源の聴かせ方、説明の仕方で上がってくる楽曲は異なりますし、更にはどういう形で音源を組み立てるのか?というミキシング・マスタリングを前提とした説明でも、その仕上がり具合における内容は全く異なります。 かなり応用が広く、フリーハンドでデザインされる楽曲制作故に、その根本となる音源は非常に重要な位置を占めています。
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