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執筆者の写真Furuya Hirotoshi

生き物であるスタインウェイピアノ

スタインウェイピアノ

スタンウェイ・グランドピアノの不思議というのは、何時も感じることなのですが、まさにその音色の変化は生き物のようです。顕著に感じられる変化としては、一定期間放置されているのか?若しくは、徹底的に弾き込まれており、常に稼働しているピアノなのかによって、明らかに音色・パワーは異なります。どちらが良いのかという話になりますが、ピアノの消耗は激しいのですが、圧倒的に弾かれているピアノが音色・パワーともに素晴らしいものが有ります。特に、この一定数弾かれているピアノを、丹念に調整した際の音色というものは、何にも代えがたい濃密な音作りが可能となり、スタインウェイピアノならではの魅力を存分に発揮してくれます。 よく、ハンマーはすり減り、ウィペンも疲れてしまい、どういう形で手を入れていくのか模索中というピアノにも出会いますが、各パーツは疲れていても、ピアノの心臓部となる響板は元気そのものです。見た目だけ綺麗で、音が全くこれから、若しくは既に可能性を失ってしまっているピアノというのは、音色が立ってくるまでにやたら時間を要したり、若しくはパワーを失い今後輝くことは想定しにくい場合もあります。 放置して置かれたら、どんな生き物もスネてしまうように、ピアノもまるで生きているかのように反応します。

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