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執筆者の写真Furuya Hirotoshi

理想の音ここに

ミキシング画面

64chのAD/DAコンバーターを準備し、シグナルの行き来に自由度が増しました。余裕のあるシグナルチェインというもので、本日はじめて本格的にミキシングができました。サンディエゴのスタジオからの発注で、典型的な西海岸の音で作られているうえに、かなりマイクの本数が多く用いられていたので、それなりに手古摺ることも考えられたのですが、やはり余裕のチェインは非常にキメの細かい設定ができるがゆえに、完成度が圧倒的に上がりました。

今まで『こうしたい』という音があったとしても、どうにも行き付けない境地というものがあり、それが何なのかをかなり長い間模索していましたが、遂に本日その見えていた景色というものを自分のものにできました。

余裕があればこそのハードギアの組み込みも行え、更に考えることのできる音作りは可能になります。これからも楽しみです。

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