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新たなる勉強 ピアノテクニシャンズ・マスターコース

  • 執筆者の写真: Furuya Hirotoshi
    Furuya Hirotoshi
  • 2018年3月25日
  • 読了時間: 3分

新たな視野がピアノに加わりそうです。 自分の活動は常に世界を見据えて来ましたが、ピアノというジャンルにおいては『輸入』というカテゴリを除いては非常にドメスティックな内容でした。スタジオワークが余りにも世界とのやり取りが多く、その裏側でピアノに対しては今一海外趣向へ舵を切ることができていませんでした。何処かのファクトリーで学んだとか、何処其処のピアノ店で一時留学をしたとかそういう次元ではなく、下から見上げるのではなく、正に当社のスタジオワークのように思い切り文化の中心で勝負してみたいという気持ちは、強く持ち合わせていました。 まあ、ピアノという超大型のハードコンテンツ故に、中々これが本格的な国際的活動というものに制限をかけているのかな・・・とも思っていたのですが、ここ最近で物事が急展開を始めています。 とあるピアノテクニシャンたちのコミュニティに参加したのをきっかけに、スタインウェイ本社でコンサート・アーティスト部にて黄金時代を築いたKen Esheteから、ピアノテクニシャンズ・マスターコースに参加しないかという打診を受けました。これまでにも欧米でピアノテクニシャンとしての研修を受けたことはありましたが、伝説的な人に実際について習うという経験をしたことはなく、これがどれ程今後重要なポイントとして分岐点となるのかを想像できます。実際僕自身の活動としては、バークリーの存在自体に国際的な活動の場を用意してもらったわけではありませんでしたが、そのエネルギーと強力なオープンマインドというものを身に着けさせて貰いました。そして、今の欧米から受注するスタジオワークの仕事が成立するまでになっています。 それと同じようなエネルギーを、今回のピアノテクニシャンズ・マスターコースからも感じることが出来、よりソフトコンテンツ性の強いピアノ事業が可能になることが想像されると共に、日本のピアノ業界に対して、ベンチマークとして全く新しい価値観の創造を提案できるのではないかとも思っています。 例えば、欧米のピアノテクニシャンたちは著名大学機関でピアノ演奏を習った者が多く、加えてバークリー出身の人も何人か知り合いになりました。こういったバックグラウンドを持つ、優秀な人達の創出というものは、現在の日本社会では考えられないほどの厚みある文化であり、今後変化を強く求められるとも言えるでしょう。豊かさの質が異なると共に、今後日本の音楽文化も真に豊かな方向性に移行する時期なのかもしれません。その一手を担っていけるのであれば、これ以上の喜びはありません。

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