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  • 執筆者の写真Furuya Hirotoshi

伝説的な作曲家・編曲家ジョン・キャペックとセフィ・カーメルによる楽曲

伝説的な作曲家ジョン・キャペックと、編曲家・プログラマーとして著名なセフィ・カーメルの2人のスーパースターによる楽曲をミキシング中です。50トラックを超える大作となっており、この先のオーバーダビングのためにDAW内で楽曲をミキシングしています。担当としてはジョン・キャペックがピアノアレンジを担当し、彼が弾いたピアノがプロジェクト内に収められており、セフィ・カーメルがアレンジ・プログラミングしたファイルが並べられています。双方に物凄いクォリティの高い演奏とプログラミングが施されており、非常に緻密な表現方法が用いられていることが伺えます。ワールドクラスの楽曲構成というものを、こうしたプロジェクトファイルからもうかがうことが出来るのは、何よりもの宝ですし、スタジオ自体の資産ともいえるかと思います。こうした世界のスーパーメジャーが携わったプロジェクトファイルを聴いたことのあるエンジニアと、そうでないエンジニアとでは根本的な認識の差や目線というものが違い過ぎてしまい、結果的に音という最終結果にも大きく響くことは容易に理解できるかと思います。

プロデュース、エンジニアリング、機材その他様々に議論されることはありますが、何と言っても根本的に必要とされる能力を各人が図る折には、その人がどんな作品に関わっているかが最も重要であり、スーパーメジャーが織りなすサウンドを自らで扱ったことがあるか否かという視点、そしてそのスーパーメジャーに揉みくちゃにされながら鍛え上げられた感性を持ち合わせているか否かが、一つの大きな判断材料になるかと思います。これまで国内にはこうした視点自体が存在しなく、スーパーメジャーは関係のない世界として位置づけられてきました。しかし私たちは、常に自らが向き合わなければならない世界として、こうしたサウンドを世界のみならず国内に対しても積極的にプロモーションしていきたいと考えています。

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