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  • 執筆者の写真Furuya Hirotoshi

世界とのやり取り

ミキシング・マスタリング 海外

今日も朝から世界各国とのやり取りを行っています。 ガーナのクライアントからは、カナダでRecした音源を修正するのか、若しくはマスタリングのみで何とか行くのか否か・・・といった質疑応答があり、アメリカのサクラメントからは、今回制作する上で必要な音源の到着、指示書、歌詞などが到着。ドイツからは、以前マスタリングを担当した曲のPVが届き、先ず今月リリースするとのこと。来月からは、再度アルバム制作に向けて、マルチトラックの音源が送られてきます。 サクラメントの仕事は、アーティストを含め全て日本人で構成するために、各方面へのブッキングを行い、大凡人員は確保できました。チームは翻訳家、作詞家、歌手、そして日本側のプロデューサー兼、エンジニアの自分というメンバーです。以上のように、何処の国という括りで仕事をすることが、既にナンセンスな時代に突入しており、ボーダーレスで仕事を考えないといけない状況です。 こうした仕事をこなせばこなすほど、日本という国は何処へ向かえばいいのか?と自問自答してしまいます。 こうした世界からの受注は、音における価値観を計るには絶好の機会で、例えばボーカルの音だけオーダーを受けているサクラメントからの仕事は、MP3のオケ音で制作を進めます。しかし、MP3の音源も、元々持ち合わせている音源のクォリティが高いために、圧縮ファイルであってもやはりグローバルスタンダードのサウンドが飛び出してきます。ファイルの容量ということではなく、”音の作り方”が改めて大きく違うと感じてしまいます。 一つ一つの作品を、しっかりと作って行き、海外との架け橋になれればと思っています。

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