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  • 執筆者の写真Furuya Hirotoshi

ヨーロッパでのアワード受賞の意味



Pfusch am Bau Song *NEU* DER PFUSCH AM BAU SONG *NEU*Für alle Pfuscher da draußen! 😀 😀 Pfusch am Bau GmbHさんの投稿 2018年4月27日金曜日

嬉しいニュースがDie Denkazのステファンから持たされました。

彼らの楽曲を初めて担当させて頂いた『Pfusch am Bau Song』が、ドイツの音楽賞DMSC Musiker Awardsを獲得しました。彼らとのリレーションが始まったばかりの中で、ワールドカップの公式曲を担当させてもらい、更なる飛躍を共に遂げることとなりました。

Die Denkazとの出会いは、SPL社の公式エンドーサーとしてプロダクトマネージャーのSaschaが仲介してくれ知り合うこととなりました。彼らがレコード会社と正式に契約し、その上で楽曲をこれまで以上のクォリティに仕上げるべく、僕に声をかけてくれました。そして、たった1年で随分と濃密な時間を彼らと過ごし、様々な経験と体験を通し自分自身のキャリアを上げることにも成功することが出来ました。

今回のアワード受賞については、会社や自らの価値を挙げていくという以上に、国内ではほぼ見受けることの出来ない、こうした欧米社会に深く溶け込んだ実力社会というものを、日本の音楽業界にも見てもらうという意味では、非常に大きな成果ではないかと思っています。極端にドメスティック感のある国内の音楽業界にとっては、こうした海外の音楽アワードの受賞というものは、遥か遠くのものとなってしまっています。どうしてもそれでは身近なものとは感じられず、加えて国内の楽音の作り方がグローバル・スタンダードとは全く別物であるが故の弊害というものも起きています。

これらを喚起して行くことが当社の責務であり、また僕自身が執り行わなければならない業務でもあると感じています。こうした共有財産を、如何に国内へ反映させて行くかという事についても、今後我々の努であると共に、若い才能ある国際的なプロデューサーやエンジニアを育てて行く責務も感じています。

今後の音楽業界に求められている現実を、良い形で発信していきたいと強く感じる出来事でもありました。

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