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  • 執筆者の写真Furuya Hirotoshi

マスタリング機材・・・やっと本格的にレビューを書き始めました。

機材が本格導入されてから、1カ月以上が経過し大分扱いにも慣れてきました。可能性が大きすぎて、何をどう触るかを整理できない時期もありましたし、Kii THREE + BXTの精度と許容範囲が広すぎることで、理解が中々追い付かないこともありました。それらもやっと自分のものになりつつあり、何がどういう変化をすることで理想に近づくのかも理解できつつあります。今日もオペラの楽曲をミキシング・マスタリングしましたが、SPL-Ironの素晴らしさを再認識しました。クラシックというジャンルの中で、向いている使い方を探し当てられた感があり、日本だと

『クラシックでコンプレッサー?』

という認識があるかもしれませんが、世界のスタジオワークではガンガン使われています。しかもそれがさりげなく演出されており、コンプレッサーを感じることもなく素直なサウンド故に分かりにくいのですが、最高にリッチなサウンドは最高のレコーディング後に、最高のミキシング・マスタリングで生まれるわけですから、素の状態で纏めたところでそう簡単には理想の楽音は生み出されません。その辺りの考え方も随分と纏まってきましたし、国内最高峰のアーティストを担当させて頂くことで見えてきたものも沢山あります。日々の仕事での再発見も含めて、マスタリングのページでレビューしていきたいと思います。まあ、終わりのない理想を求めて仕事をし続けているわけでして、完全な完成形というものは常に更新されてしまいます。常に勉強ということになるかと思いますが、日々を楽しみながらノウハウを構築していきたいと思います。

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