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執筆者の写真Furuya Hirotoshi

マスタリングチェインの一部が完成

マスタリング機材

最近大幅なアップデートを繰り返してきましたが、やっとマスタリングにおける一連の流れが完成しつつあります。完成とはいっても、常にアップデートを繰り返すことは間違いないのですが、ベースラインとなる機材の選定というものは非常に重要です。そういう意味では、先ずは初歩段階の完成を見たと申し上げたほうが宜しいかもしれません。 その初歩段階の機材として選びぬいたのが、今回導入のBettermakerとSPLのPQで、この3機種をメインに作り込んでみました。この3台だけでも、凡その楽曲は対応できてしまうほどに素晴らしく、その他に必要な要素として質感や音色感というものを足していくことになるのかと思います。M/Sのイコライザーとしては、既にCustom Audio Germany HD250Aの持ち合わせがありますので、現段階ではほぼ全てのEQによる音色づくりというものが可能な状況になりました。 これらを総合して、この後にはマスタリング・コンソールとマスタリング・ルーターの導入を行い、そこから様子見という状態にて対応していくことになるかと思います。この秋にSPL社が遂にルーターをリリースしてきており、当方としては世界に先駆ける形での導入を考えています。日本だと全くと言ってよいほどに無名のSPL社ですが、ヨーロッパ・アメリカでは圧倒的な地位を確立しています。特に昨今の機材は内容が凄まじく、ほぼ追随するメーカーは皆無という状況にまで独自の哲学を確立しています。 今後も欧米からの受注を増加させていくと共に、なぜ世界で好まれる音を作れる会社が日本にあるのか?そんな裏付けを、より強固な形で表現して行きたく考えています。世界で行われている音作りは全く別物であり、その次元というものはとてつもなく高いものがあります。そうした世界観を国内にも充実のサービスとして展開していきたいと思っています。

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