春の小雨が降る素敵な午前中、マスタリングスタートです。 今日は修正が中心となりますが、非常に感性の部分を強く押し出したオーダーを頂いています。こうした様々なフィードバックから得られる音作りというのは、常に自らを成長させられると共に新たな視点というものを与えてもくれます。これまでに『これが自らのスタイル』と思い込んでいた部分を打破し、新たな価値観が芽生えることでより一層理想に近づいていくことも出来ます。 スタジオワークは、最新鋭の考え方が常に更新される最先端の仕事です。この最先端の価値創造がピアノの音作りに新たなる視点と深化を促し、ピアノで地道に培われる長期的なアコースティックサウンドの構築が、より一層の精錬された音作りを可能とします。 音に特化したこうした相乗効果は、世界的に見ても唯一無二と言える音の価値を生み出し続けることを可能としています。そして、特に日本においては、本場欧米からの仕事を受注することで、全く異なる日本と欧米の音を、日本に存在しながら直接皆様にご紹介することも可能となっています。欧米から直接スタジワークを本格的に受注する会社は、日本の中で恐らく当社だけでしょう。ハリウッドやニューヨーク、ロスアンゼルスやマイアミ、そしてデュッセルドルフやベルリン、更に最高峰のロンドンをも抑えて受注するには、世界の第一線の舞台で熾烈に競争を繰り広げる必要があり、たからこその景色というものもあります。 それでは、新たなる価値の想像の世界に入っていきたいと思います。 マスタリング・スタートです。
Furuya Hirotoshi
Comments