ピアノレコーディングにおけるワンシーン
昨日は、かながわアートホールにてピアノのレコーディングでした。約1年間にわたり、様々なセッティングを試行錯誤しながら探し、クライアント様と納得のサウンドを探し当て本格的に作品へ集中できる所まで来たかと思います。マイクやマイクプリアンプ、ADコンバーター、ワードクロック、ありとあらゆる条件をクライアント様と考え、様々な厚み有るフィードバックを構築することで、やっと理想の音を現実のものに出来たという充実感で、今日は安堵しています。
ピアノレコーディング・スナップ
マイク位置なども、約3回のレコーディングを経てやっと行き着いた感のあるポイントを探し当てられました。マイクの種類、マイクプリアンプとの相性なども踏まえ、
『何を良いとするのか?』
という価値観の共有まで話を掘り下げ、より多くのケース・スタディを得ることで、感性型の音を得ることが出来ました。
MUTECワードクロックを使用
前々回から用いている、MUTECのワードクロック。クロック精度の向上により、原音を一箇所に集中してキャプチャーできるので、非常に効率的な集音を可能とします。ホールレコーディングでは、ブレてしまう低音の音質においても、非常に塊感の有る音を収録できたと感じています。
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