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執筆者の写真Furuya Hirotoshi

ソニーC100 ハイレゾマイク

レコーディングマイク

最近ソニーが発表したC100 ハイレゾマイクに興味を持っています。クラシックは自らもレコーディングする身としては、ハイレゾかつコンパクトなマイクというものに、非常に惹かれるところがあります。 基本的に欧米メーカーというものは、自らの意見というものを強烈な形で鮮明に打ち出す音作りを行ってきますが、国内は自然なサウンドというものを目指す傾向にあります。特にクラシック・ジャズでは昨今ハイレゾのレーディングが常識とされており、これらの楽曲の場合はあまりマイク自体に強すぎる個性を持ち合わせて欲しくないというところもあり、今回のソニーが出してきたソリューションはベターな選択と言えるかもしれません。 また、デジタル機材がハイレゾ対応であったとしても、その入口であるマイクやマイクプリアンプが20kHz辺りをピークとする傾向もあり、本当の意味でのハイレゾは実現できていない状況にもあります。次世代を睨んだ動きとも言えますし、今後発展するであろう日本独自のハイレゾという文化が育んだものとも言えます。 ソニー自体の考え方は、勿論グローバル・マーケティングが前提となっているかとは思いますが、ハイレゾの発展というものは海外において余り見ることがありません。ヨーロッパはある程度のマーケットを確保しながら、音源を作る側、リリースする側にも意欲が見られますが、英語圏が全くと言って良いほどに消極的な印象を受けます。その最たる姿がアメリカで、世界最大の市場がハイレゾに対して消極的な中、よくこのマイクをソニーがリリースしてきたな・・・とも思えます。 いずれにしても非常に魅力的なので、この夏の導入を目指してみたいと思います。

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