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執筆者の写真Furuya Hirotoshi

スタンウェイ・グランドピアノ納品

スタインウェイ・グランドピアノ中古

昨日は、夜にスタインウェイ・グランドピアノ L型の納品でした。 今回のピアノもボストンから送ってもらったもので、現地でスタインウェイのコンサート・アーティスト部で黄金期を支えた、Kenに完全調整をしてもらい、DHLで半導体を輸送できるレベルでパッキング、そして日本へ送ってもらいました。この手法を用いると、安定したスタインウェイピアノは調律すら狂わないで、ボストンの空気をそのままにパッキングして到着します。選定もKenに行ってもらっているので、所謂最近のスタインウェイではなく、買収前の倍音が細くも鋭い音色が特徴的なグランドピアノです。 そして改めて思うこと・・・・日本に入ってきているので、気候の変動による影響はピアノにあるのでしょうが、音色は基本的にKenが調整した音のそのもの。音が変化していないということであれば、タッチも勿論そのままボストンで作られたまま。どうして日本に入り、弄ると和風になって西洋の音と輝きが失われるのか・・・そういうところは、改めて感じさせられる日本の音楽文化というものです。 また、今後数年後・10年後と音色は進化していき、常に新しい顔を見せてくれるピアノというのも、西洋ならではの音色を持つ楽器の特色です。今後更にオーナー様に磨きをかけて頂き、僕はその音色づくりを精一杯サポートさせて頂きます。

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