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執筆者の写真Furuya Hirotoshi

スタジオワークの生徒

マスタリング・デスク

最近はじめたことですが、スタジオワークのレッスンを行っています。様々なバックグラウンドを持つ子達が来てくれていますが、これまで世界から遅れに遅れ、日本独自の音というものを作ってきたがゆえに、独特の価値観というものが国内には蔓延しています。これを払拭しようにも、本来あるべき価値観は他のところにあることを分かっていても、中々環境をガラリと変えることは難しいものです。変えられないのであれば、次世代の人を育ててしまおうと思い始めたことです。 僕の場合は、教える一つの条件として、必ず楽器をそれなりのレベルまで経験したことのある人に限定しています。アコースティック楽器の音色を知らずに、音楽を構成することなど不可能です。旋律が何であるのか?重要視したい音色はどの楽器なのか?和声上は、何を強調するとよいのか?などなど、知っていなければならない知識は結構あります。 若い彼らだと、可能性は非常に感じますし、そもそもが音の捉え方そのものが旧世代とは異なります。彼らの才能を何処まで伸ばせば、世界で通用するかも一応は知っている身としては、きちんと彼らの夢に寄り添って育て上げたいと思っています。

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