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ショパン産んだポーランド発の IGS Audio

執筆者の写真: Furuya HirotoshiFuruya Hirotoshi

現在当社が代理店を持つ、ポーランドのIGS Audioは、非常に音色作りのうまいメーカーです。近代の機材を多用することで音色の「warm(暖かさ)」という概念は、少し後退する傾向にあります。一時期、SSLやNEVEといったこれまでスタンダードとされてきた音が既に時代にそぐわないと感じ、新時代を代表するメーカーたちとリレーションシップを築くことで、導入された機材の殆どはクリーン、透明感、透き通る、などの単語が多く用いられるサウンドを生み出すようになっていました。しかし、何もかもを一変通りでは上手く行かず、やはり局長によってはワーム感が欲しい楽曲も出てきます。しかし、時代遅れの機材とワーム感というものは別物であり、新感覚の中にもワーム感を演出できる機材があるはずと探し求め、見つけたのが IGS AUDIO でした。 映像のマスタリング用のEQは、API500シリーズでありながら広いヘッドルームを持ち、真空管が入っていないにも関わらず、too much なHi-Fiサウンドに温もりを与えてくれます。 僕がたまたまそういう使い方をしているだけで、他にも用途は様々なシチュエーションで活躍の場があるかと思います。特に低音の扱いにおいては独特の持ち上がり方をし、なんとも分厚くも正にワームなサウンドを演出してくれます。パッシブEQですので、低音・高音のみを調整する形となりますが、想像以上に音楽が大人びる傾向にありますので、お勧めの逸品です。

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