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執筆者の写真Furuya Hirotoshi

アフリカ・ガーナからのミキシング・マスタリング

ミキシング・マスタリング

今日は朝一でミキシング・マスタリングを開始しています。夕方には入荷したスタインウェイグランドピアノの検品に行くため、幾つかのテイクをクライアントに提出するためです。そして今回のミキシング・マスタリングの依頼は、アフリカのガーナからという、自分があまりやり取りをしたことない地域なのですが、アフリカの地まで自分を知ってもらうことが出来ているのは、非常に嬉しいですし光栄な仕事です。 到着した音源を聴き、最初にすることというのは、その音源のクォリティをチェックして、まずは何をやるのかを話し合い、額面を決めなければなりません。そのためのチェックなのですが、パッと一聴きして感じたこととしては、かなりレベルが高いというものでした。元々イギリス領なので、公用語が英語とのことですが、楽曲そのものは英歌詞ではなく、恐らくは現地で根付いている言葉を使っていると思われますし、アメリカやヨーロッパの文化が物凄く流入しやすいという状況でもないはずです。加えて、貨幣価値という意味で考えれば、油田があるにしてもやはりアフリカという地域の所得格差は否めなく、そう考えると日本のほうが遥かに欧米の文化が流入しやすく、その上機材を購入する金銭面でも恵まれているはずです。 しかし、音楽としてのクォリティと音の価値という意味で考えれば、ガーナのほうが上ではないかな・・・と感じてしまったほどです。これは単に金銭をかければ良いということではなく、また情報が沢山入ってくればその領域に達することが出来るという訳でもないことを感じさせます。 まだまだ成長国のガーナ故、ハングリー精神は非常に強いでしょうし、志も高いのでしょう。それが作品に現れていました。 さて、スタインウェイのL型が到着しているので、検品に行ってきます。

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