相変わらず多忙な日々を過ごさせて頂いています。ここ最近だけでもかなりの楽曲数をプロデュースしており、毎日のように世界中から物凄い量の楽曲が送られてきます。形態もプロデュースの依頼の場合から、楽曲の買い上げ、更にはコラボレーション、楽曲に出資して欲しいなどなど、それはもうとてつもない数になります。すべての案件で真剣に曲を聴かせて頂いていますが、全世界からのプレゼンテーションとなると、それはもう膨大な数で1日に数十件は様々なメディアに着信します。そしてそれぞれにクォリティの違いはありますが一定のレベルは保たれているように思えます。一番最初に僕の名前が大きく世界に出たのが、2018年のワールドカップの楽曲だったので、それからというものヒップホップやラップのイメージが付いたみたいで、相当数のヒップホップ系が送られてきますが正直なところは専門外です(笑)。サウンドプロデュースもマスタリングも、あくまで僕の意見を言って作り上げて行ったという感じで、実際の打ち込みやハーモニーなどの専門知識は余りありません。

僕の専門分野と言えば、最近はオーケストラの仕事を纏めて行くのが得意な分野になっていて、現在制作中のものも含めてかなりの数の楽曲でオーケストラを用いています。規模もかなりのものになり、凡そ100トラック位を纏めて行くという大掛かりな作業故に、時間もかなりかかりますが非常に芸術性溢れる作業を楽しんでいます。

それで今回のリリース曲なのですが、元々は昨年の夏にプロデュースを依頼頂いたAntihoneyの楽曲がオリジナルになります。何で僕の名義で再リリースなのかというと、昨年のクリスマスにリリースしたYour Songがかなりの人気曲になり、全米で話題が盛り上がってくれストリーミングの回数も20万回を超えようとする勢いです。そうした動きの中、ラジオDJのマイケル・ティファニーから連絡を貰い、

『君の曲が良いと思っているんだけど、全米20局以上のラジオで放映したいと思っている。何かいい曲はないかな?』

ということで、アメリカという土地柄も考慮してロックテイストな楽曲を考えたところこのAntihoneyの曲を思い付きました。ただ、Antihoneyはどちらかというとアングラ的な要素を持ち合わせているアーティストで、彼女もそのテイストを非常に重要視しているところがあります。それ故に、余りに表向き過ぎるサウンドというものは避ける傾向にあり、オリジナルは壮大なスケールを感じさせつつも、あまりメジャー感というものを押し出してはいませんでした。しかしアメリカの巨大市場を考えると、楽曲の可能性を最大限引き出しつつ再度リメイクしたいと思った訳です。それでこの楽曲のタイトルにもなっている、Hero versionというテイストを思い切り表に出し、参加アーティスト達であるスーパースターの色合いを全面的に出す形で楽曲をリメイクしラジオ局に提出したら、いきなりその週に一気に放映されたというストーリーがこの楽曲にあります。そして自分風味にアレンジしたということで僕の名義でリリースさせて頂き、発表からわずか3日くらいでしたでしょうか・・・直ぐに10万回のストリーミングを超えはじめ人気曲となってくれました。因みにこうしたロックテイストの楽曲にも、ストリングスオーケストラが用いられているのが、最近の僕のトレンドという感じかと思います。

人生何とも面白いです。大きなチャンスを得られそうになった時、それまで構築してきたソースを出せるかどうかで大きくその後が変化しますね。いつしか、僕がやらなければならない仕事は、ヒット曲を出すということに集約されてきています。まだまだ先は長いですが、更なる高みを目指していきたいと思います。


ミハウ・ソブコヴィアクと組んで制作された、「Luxury Night At Moon River」がリリースされました。オーケストラはサンクトペテルブルグでレコーディングされ、ストリングスアレンジはケルン、全てのマネジメントはデュッセルドルフで行われ、壮大なスケールでの制作となりました。ポーランド人のミハウをはじめ、ドイツ、ロシア、そして日本の国際チームにより完成された逸品です。お楽しみください。

人生未知なことは沢山ありますが、自分の人生が最も分からないと思うことが沢山あります。その一つとして、昨年のクリスマスにリリースしたYour Songのクラシックポップステイストの楽曲が、アメリカでヒットし始め全米中のラジオ局から連絡が来たり、Facebookのアカウントが満杯になる勢いのアクセスがあったりと、人生がまた大きく変化しつつあります。丁度今日この時間に、先日提供したLA Radioで楽曲が何回も放映されることになっており、そうこうしているうちに今度はスティービー・ワンダーのキーボーディスト、ハーマンから連絡があったり、サイモン・アンド・ガーファンクルの作詞家ガイからメッセージを貰ったりと、大分景色が大きく変化しています。しかも、楽曲を気に入ってくれたDJのマイケルが、結局自身が担当しているラジオ局全てで楽曲を流してくれることになり、全米20局で放映されることにもなっています。

ヨーロッパでの活動が主軸でしたが、気が付いたらヒット曲はアメリカ発ということになり、自分が多くを学んだ地であるUSという消費大国に行き付いたというのも面白い道筋だと感じています。僕の人生は、これからさらにどういう軌道を示していくのか・・・非常に楽しみです。